港区での保育園探し

海外からの本帰国が決まった方々、急いで日本での保育園探しを始める方も多いのではないでしょうか。ただでさえ難しい保育園探しが帰国後に始まることで、不安もありますよね。

我が家の場合は、子供が1歳半、コロナ禍の状況で急に帰国が決まり、東京・港区で保育園を探すことになりました。少し当時のことを振り返って、書いてみたいと思います。

まず帰国前から、保育園の情報収集を始めました。

港区HPには、港区内認可保育園等一覧のほか、港区内認可保育園等の紹介というリンク集、区立・私立保育園空き状況など、かなり豊富に情報が載っていますので、とても参考になります。空き状況は、毎月1日に情報が更新されます。我が家も、自宅からの近さ、保育園の施設(園庭があるかどうか)や雰囲気など、色々と情報を集めながら、どの保育園に申し込むか夫婦で話し合いました。

次に、同じくHPに掲載されている保育園入園のごあんないを見ながら、申込書類を揃えておく必要があります。我が家も、申込書類を記入したり、夫婦それぞれの勤務先に就労証明書の発行を依頼したりと、帰国前に準備を進めました。

そして帰国後すぐに、申込書類を提出しました。帰国後はまず転入届を提出しますが、住民登録は当日すぐに完了しますので、保育園の申し込みも併せて手続きできます。(※転入前の段階で申し込むことも可能ですが、色々と条件があるようです。)

保育園の申し込みにあたり一番頭を悩ませたのが、いくつ希望の保育園を記入するかということ。子供を本当に入園させたい園のみ記入するか、それとも空き枠が多い園も含めて記入するか、考えどころです。

我が家の場合は、自宅の近くに広い園庭付きの認可保育園が幾つかあり、歴史もあり保育環境も良さそうだったので、ぜひウチの子を通わせてあげたいと思うようになりました。でも、あいにく空き枠(1歳児)はゼロ。年度の途中で入園できるのは、転勤などにより欠員が出るケースに限られ、ほぼ難しい状況でした。

一方で、認可保育園の他に「港区保育室」という施設もあり、こちらはかなりの多くの枠が確保されています。(※港区が、待機児童解消のため暫定的に設置した保育施設のことです。)この港区保育室を含めて申し込みをすれば、ほぼ確実に翌月から入園できますし、妻の職場復帰にも目処が立ちます。

悩んだ末に、我が家は認可保育園3園のみ希望園を記載して、申し込みました。結果、11月度から初めて年度末の3月まで、同じ内容で申し込みをしましたが、いずれの認可保育園も内定なし。(※申込書には、希望する保育園を20ヶ所まで記入できます。また同じ年度内においては、一度申請書を出しておけば、内定がなければ自動的に次月以降も申し込んでいることになります。)

なぜここまで粘ったかというと、次年度4月に最後のチャンスがあると思ったからです。港区内認可保育園等一覧を見ると、各保育園の定員が一覧表に記載されていますが、多くの保育園で、0歳から1歳、1歳から2歳で定員が数名ずつ増えています。つまり、既に入園している園児の転出がなくとも、新たな入園枠ができることになります。(※4月入園は、年度が変わるので、新規に入園申し込みが必要で、申込時期は前年の11月〜12月初旬頃になっています。)

港区では、年度初の4月入園について、内定発表時の入所者最低指数というものを発表しています。皆さまご存知の通り、保育園の内定を決めるにあたっては「基準指数」や「調整指数」などの指標が用いられます(両親共働きの場合は20+20=40点、すでに兄や姉が通っている場合は+1点など)が、上記のページでは、各保育園における昨年度内定した家庭の最低指数を確認できます。

もちろん、過年度と今年度が同じになる保証はないのですが、どの程度の競争環境なのか事前に知ることができるのは、作戦を立てるうえで役に立ちます。結局、我が家の場合は、妻の休職期間の関係で、一時的に認可外保育園に入園したうえで、4月度で認可保育園の内定をいただき、希望の園に入園することができました。

どのような作戦を立てるかは、家庭ごとに異なります。どうしても入りたい保育園があるか、入園を急ぐ必要があるか、など色々な事情によるものと思います。いずれにしても港区が公開してくれている情報は、保育園の申し込みをする上で大いに役立ちますので、ぜひ目を通すことをお勧めいたします。

保育園

東京都港区ホームページです。


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