シンガポールに駐在して数ヶ月たった頃、ようやく仕事にも慣れ、落ち着いてきたので、株式投資を初めました。
タックスヘイブンの国、シンガポールの住民になったので、それを活かさない手はないと。
口座を開設したのは、UOB Kayhianという証券会社です。
DBS銀行系のDBS Vickers、OCBC銀行系のOCBC Securities、Standard Chartered Bankを使う方もいるようですが、私はUOBの銀行口座を持っていたので、UOB Kayhianを選びました。
口座開設はオンラインでも可能なようですが、初心者なので、諸々教えてもらいながら手続きをしようと、Newtonの駅前にあるオフィスを訪問しました。
金曜日の夕刻、汗を拭いながらオフィスに到着すると、愛想の良い担当者が案内してくれます。パスポート、EP、Residential Proof(SPの電気代請求書)など必要書類をコピーして、言われるがままに書類にサイン、手続きは30分くらいで終了。
手続き内容は、概ね下記の3つです。
①UOB Kayhianでの証券口座開設
②GIROでの自動引き落し設定
③CDP口座の開設手続き
②は、既に保有しているUOB銀行口座と、新しく作った証券口座をリンクさせて、GIRO引落しにより入金できるようにする手続きです。この手続きにより、事前に証券口座に現金を入金しなくても、株式購入後に、自動的に銀行口座から代金を引き落してくれます。(通常、3営業日くらいで反映されます。)
③は、株券の保管のため、CDP(Central Depository Limited)口座を開設するもの。CDPは、シンガポール証券取引所(SGX)により運営されており、日本の証券保管振替機構(ほふり)と同様の仕組みです。なお、株券をCDP預りにしておくことで、株式の配当は自動的に銀行口座に入金されます。
これらの手続きを済ませておけば、株式投資にあたり、自分ですることは、スマホでUOB Kayhianのアプリを操作するだけ、とても便利です!
数日後、証券会社から、IDやパスワードが記載された郵便物が届きました。早速アプリにログインして、最初の注文を入れてみます。
が、ここで少しトラブル発生。なぜか注文が入らない。
何度か繰り返したものの、上手くいかなくて困っていると、what’s upにメッセージが届く。
「UOB Kayhianの担当者だけど、注文入らなくて困ってるんじゃないの?」
「ええ、その通りです。」
「おそらく、注文の上限リミットが設定されていないからエラーが出ている模様、よかったら今設定しますよ。◯◯◯ドルで良いですか?」
「はい、お願いします。」
ということで、無事解決しました。エラーが出ているのを自動感知して、リアルタイムで担当者から連絡もらえるとは、さすがシンガポールの証券会社ですね。とても感心したものでした。
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